甲子の日・寅の日・巳の日、金運吉日3選の違いは?神道家が解説する開運の秘訣
「金運アップの吉日って、たくさんありますよね。でも、甲子の日と寅の日 違いって何だろう?巳の日もあって、それぞれどう過ごしたらいいのか迷ってしまいます」
神社の現場では、参拝者の方からこのようなご質問をよくお受けします。金運に良いとされる日はいくつかありますが、それぞれ異なる意味や由来を持ち、その日の過ごし方にも特色があるのです。この記事では、神道家・九星気学講師である「神道家・すず」が、日本の暦に古くから伝わる金運吉日「甲子の日」「寅の日」「巳の日」について、その意味や由来、現代における大切さ、そして具体的な過ごし方を詳しく解説します。それぞれの吉日の違いを理解し、あなたにとって最適な開運行動を見つけるヒントとしていただければ幸いです。
まず結論:甲子の日・寅の日・巳の日とはこういうものです
甲子の日、寅の日、巳の日は、それぞれ異なる意味合いを持つ金運吉日です。甲子の日と寅の日 違いを簡潔に言えば、甲子の日は「物事の始まりと発展」、寅の日は「金運招来と無事帰還」、巳の日は「財運と芸術の神様との縁」を象徴する日と理解しておくと良いでしょう。
甲子の日とは?その意味と由来
甲子の日は、十干十二支の組み合わせの最初にあたる日です。十干の「甲(きのえ)」と十二支の「子(ね)」が組み合わさることで、60日に一度巡ってきます。この日は、すべての物事の始まりを意味し、新たなスタートを切るのに最適な日とされています。特に、何かを始めることでその後の発展や繁栄が期待できると古くから信じられてきました。
由来としては、中国の思想に端を発する十干十二支が日本に伝わり、暦や時間、方位の概念として定着したことにあります。甲子園球場や甲子大黒天といった名称にも、この「甲子」の持つ始まりと繁栄の意味合いが込められています。また、大黒天様とのご縁が深い日としても知られ、大黒天様は五穀豊穣や財運の神様として、人々に親しまれてきました。
神道家として、この甲子の日に感じるのは、天地の気が新しく巡り始める、清々しい「気」の流れです。御嶽山での修行を通じて、私は自然界のあらゆるリズムの中に神聖な秩序があることを肌で感じてきました。木々が芽吹き、水が流れ、星が巡る。甲子の日もまた、宇宙の大きな流れの中で、新たな生命力が満ちる瞬間を象徴しているように思えるのです。この日に何かを始めることは、その力強い生命のエネルギーをいただくことにつながると考えています。
神道の基礎知識を深めることで、こうした暦の持つ意味合いもより深く理解できるでしょう。
寅の日とは?その意味と由来
寅の日は、十二支の「寅(とら)」にあたる日です。12日に一度巡ってきます。虎は古くから黄金色に輝く毛並みを持つことから金運の象徴とされ、「千里を行って千里を帰る」という故事にちなんで、出て行ったお金がすぐに戻ってくる、旅に出ても無事に帰ってこられるといった意味合いが込められています。
この日は、特に金銭に関する行動や、旅行、出張など移動を伴う行動に吉とされています。お金が出ていっても、虎がすぐに戻ってくるように、巡り巡って手元に帰ってくるという考え方から、お財布の新調や宝くじの購入、銀行口座の開設などに良いとされてきました。
神道家として、寅の日に感じるのは、その力強い「循環」のエネルギーです。山岳信仰の実践から、私は自然界のあらゆるものが循環し、再生していく様を間近で見てきました。水が湧き、川となり、海へ流れ、やがて雨となって山へ戻る。お金もまた、ただ貯め込むだけでなく、適切に使い、社会の中で循環させることで、再び自分の元へと還ってくるものだと捉えています。寅の日は、その健全な金銭の循環を後押ししてくれる、そんな力強い日だと感じています。
巳の日とは?その意味と由来
巳の日は、十二支の「巳(へび)」にあたる日です。こちらも12日に一度巡ってきます。蛇は古くから弁財天様の使いとされ、弁財天様は七福神の一柱で、金運・財運、そして芸術や学問の神様として信仰されています。そのため、巳の日は弁財天様とのご縁が深く、金運や財運アップに特に良い日とされています。
さらに、60日に一度巡ってくる「己巳の日(つちのとみのひ)」は、巳の日の中でも特に縁起が良いとされ、弁財天様への参拝や金運に関するお願い事をするのに最適な日とされています。
神道家として、巳の日に感じるのは、弁財天様が司る「豊かさ」と「智慧」の繋がりです。御嶽山で修験道の実践を重ねる中で、私は自然の恵みがそのまま私たちの命を支える豊かさであり、その恵みを享受するためには、自然の摂理を理解する智慧が必要だと感じてきました。弁財天様は、単なる金銭的な豊かさだけでなく、芸術や学問を通じて心を豊かにし、智慧を授ける神様でもあります。巳の日に金運を願うことは、単に物質的な欲求を満たすだけでなく、人生全体の豊かさ、精神的な充足も願うことにつながると捉えています。
神社参拝を通じて、弁財天様とのご縁を深めるのも良いでしょう。
なぜ現代でも金運吉日として大切にされるのか
甲子の日、寅の日、巳の日といった金運吉日は、現代社会においても多くの人々に大切にされています。その背景には、変化の激しい現代において、人々が心の安定や前向きなきっかけを求めているという側面があります。
これらの吉日は、単に「お金が増える」というだけでなく、物事を始めるタイミングを見計らったり、日々の生活に感謝の気持ちを抱いたりする良い機会を与えてくれます。例えば、甲子の日に新しいことに挑戦することで、自分自身の可能性を広げようと意識したり、寅の日に財布を新調することで、金銭に対する向き合い方を改めて考えたりするきっかけになるでしょう。また、巳の日に弁財天様にお参りすることで、目に見えない神様の存在を意識し、精神的な豊かさを感じ取る人も少なくありません。
現代人の生活はとかく忙しく、自然のリズムや古くからの知恵に触れる機会が少なくなっています。しかし、こうした吉日を意識することは、私たち自身の心と体を自然のサイクルに合わせ、宇宙の大きな流れと共鳴する感覚を取り戻すことにつながると考えられています。それは、単なる迷信ではなく、日々の生活にメリハリと意味を与え、前向きな気持ちで過ごすための知恵として、現代でも大切にされているという見方もあります。
甲子・寅・巳の日の具体的な過ごし方・実践ガイド
金運吉日を最大限に活かすためには、その日の持つ意味合いに合わせた行動を心がけることが大切です。ここでは、神道家・すずがおすすめする、甲子・寅・巳の日の具体的な過ごし方をご紹介します。
- 甲子の日の過ごし方:新しいことのスタートを意識する
- 新規事業やプロジェクトの開始:何か新しいことを始めるのに最適な日です。仕事の企画、習い事の開始、目標設定など、未来につながる一歩を踏み出しましょう。
- お財布や名刺入れの新調・使い始め:新しいお財布や名刺入れを使い始めることで、金運や仕事運の発展を願います。
- 貯蓄や投資の開始:甲子の日に貯蓄を始めたり、投資信託を購入したりするのも良いとされています。
- 大黒天様をお祀りする神社へ参拝:大黒天様は福の神であり、財運や五穀豊穣を司ります。ご縁の深い甲子の日にお参りすることで、より大きなご利益が期待できるでしょう。
- 寅の日の過ごし方:金運招来と循環を意識する
- 宝くじの購入:「出ていったお金が戻ってくる」という寅の日の意味合いから、宝くじの購入に良い日とされています。
- お財布の新調・使い始め:虎の金色の毛並みにあやかり、お財布を新調したり使い始めたりすることで、金運アップを願います。
- 旅行や出張:「千里を行って千里を帰る」という虎の特性から、旅行や出張に出かけると、無事に帰ってこられるとされています。
- 高額な買い物:大きな買い物をする際にも、お金が巡り巡って戻ってくることを期待して寅の日を選ぶことがあります。
- 巳の日の過ごし方:財運と芸術の神様との縁を意識する
- 弁財天様をお祀りする神社へ参拝:巳の日は弁財天様のご縁日です。特に、金運・財運、芸術運を高めたい方は、弁財天様が祀られている神社へ参拝しましょう。
- お財布の購入・使い始め:弁財天様の使いである蛇にあやかり、金運アップを願って新しいお財布を使い始めるのも良いでしょう。
- 金運を願う行動:宝くじの購入や、銀行口座の開設、投資を始めるなど、金銭に関する行動に適しています。
- 芸術や学問に関する活動:弁財天様は芸術や学問の神様でもあります。この日に音楽や絵画、勉強を始めるのも吉とされています。
参拝者の方からよくいただく質問として、「吉日だからといって、無理に何かを始めるべきですか?」というものがあります。私の答えは「無理をする必要はありません」です。吉日を意識することは素晴らしいことですが、大切なのは、その日をきっかけに前向きな気持ちで行動すること。たとえ小さなことでも、心を込めて行うことが、運気を引き寄せる第一歩となるでしょう。
日本の神話にも、神様とのご縁を大切にする心が描かれています。
よくある誤解・注意点
金運吉日に対する理解を深める上で、いくつか注意しておきたい点や、誤解されがちなことがあります。
- 実は「吉日だから全てがうまくいく」わけではありません。
吉日は、あくまで物事を始めるきっかけや、背中を押してくれる日です。その日のエネルギーを活かすためには、自身の努力や準備が不可欠です。吉日に何かをすれば、何もしなくても自動的に金運が上がるといった、安易な考え方は避けましょう。 - 実は「仏滅だから何をやっても悪い」わけではありません。
仏滅は六曜の一つで、元々は仏教とは関係なく、物事が「滅する」という意味合いがあります。しかし、これはあくまで日取りの考え方の一つであり、神道の吉日とは別物です。仏滅の日に吉日と重なることもあり、その場合は吉日の意味合いが優先されると考えるのが一般的です。過度に気にしすぎず、自身の心の状態を大切にしましょう。 - 実は「金運だけを追求すれば良い」わけではありません。
金運は、人生の豊かさの一側面です。健康、人間関係、心の平安など、他の要素とのバランスが取れてこそ、真の豊かさにつながります。吉日に金運を願うことは良いことですが、そればかりに囚われず、日々の感謝の気持ちや、周りの人々への配慮も忘れないようにしましょう。御嶽山での修行を通じて、私は、自然の恵みに感謝し、他者との調和を重んじることこそが、真の豊かさをもたらすと学びました。
九星気学との関係
金運吉日をさらに効果的に活用したいと考えるなら、九星気学の視点を取り入れるのもおすすめです。九星気学では、生まれ持った「本命星」や、その年の運勢、そして「吉方位」という概念があります。
九星気学の視点から見ると、甲子の日や寅の日、巳の日に、ご自身の吉方位にある神社へ参拝したり、金運アップにつながる行動を吉方位で行ったりすることで、吉日の持つエネルギーと個人の運勢、そして方位のエネルギーが相乗効果を生み出し、より大きな開運へとつながると考えられます。例えば、巳の日に弁財天様を祀る神社へ参拝する際、その神社がご自身の吉方位にあれば、さらに良いでしょう。
吉日を意識するだけでなく、自分自身の運勢のサイクルや、エネルギーの流れを理解することで、よりパーソナルな開運アクションが可能になります。
本命星の出し方を知り、吉方位を調べてみましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1: 甲子の日は具体的にどのようなことを始めると良いですか?
甲子の日は物事の始まりを意味するため、新しいことを始めるのに最適です。具体的には、新しいプロジェクトの企画、習い事の開始、資格取得に向けた勉強のスタート、貯蓄口座の開設、または起業の準備を始めるなどが挙げられます。小さな一歩でも、この日に踏み出すことで、その後の発展が期待できるでしょう。心を込めて、前向きな気持ちで取り組むことが大切です。
Q2: 寅の日に避けるべきことはありますか?
寅の日は「出ていったお金が戻ってくる」という特性から金運招来に良いとされますが、一方で「出戻る」という意味合いから、結婚や葬儀など、一度きりで終わらせたいことには不向きとされています。特に結婚は、出戻りを連想させるため、避ける傾向があります。ただし、これはあくまで暦の一説であり、最も大切なのはお二人の気持ちと、周囲の祝福です。
Q3: 巳の日と己巳の日の違いは何ですか?
巳の日は十二支の「巳」にあたる日で、12日に一度巡ってきます。弁財天様のご縁日として金運に良いとされます。一方、己巳の日は、十干の「己(つちのと)」と十二支の「巳」が重なる日で、60日に一度巡ってくる、巳の日の中でも特に縁起の良い日とされています。己巳の日は、弁財天様への参拝や金運祈願において、より大きなご利益が期待できる特別な日と認識されています。
Q4: 吉日に神社参拝をする際、何か特別な作法はありますか?
吉日に神社参拝をする際も、基本的な作法は変わりません。手水舎で心身を清め、神前では二拝二拍手一拝の作法で感謝の気持ちを伝え、願い事をします。特別な作法よりも、清らかな心と感謝の気持ちを持って参拝することが何よりも大切です。金運を願う場合は、金運にご縁の深い神様を祀る神社を選ぶと良いでしょう。御嶽山での修行では、常に清らかな心で神様と向き合うことを教えられました。
Q5: 金運吉日以外にも、意識すると良い日はありますか?
金運吉日以外にも、天赦日(てんしゃにち)や一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)など、様々な吉日があります。天赦日は年に数回しかない最上の吉日とされ、一粒万倍日は「一粒の籾(もみ)が万倍にも実る」という意味で、何かを始めるのに良い日とされています。これらの日と甲子・寅・巳の日が重なる場合は、さらに大きな開運効果が期待できるとされています。
Q6: 吉日を意識することで、本当に金運は上がるのでしょうか?
吉日を意識すること自体が、金運を上げるとは限りません。しかし、吉日をきっかけに目標を設定したり、前向きな行動を起こしたり、感謝の気持ちを抱いたりすることで、自身の意識や行動が変わり、結果として金運が向上する可能性は十分にあります。大切なのは、吉日を「運任せ」にするのではなく、「行動のきっかけ」として捉え、積極的に良い変化を起こそうとすることです。
Q7: 吉日を意識する上で、神道家として最も伝えたいことは何ですか?
神道家として最も伝えたいのは、「感謝の心」と「自然との調和」です。金運吉日もまた、自然の巡りや宇宙の運行の中に存在するものです。お金は単なる物質ではなく、日々の生活を豊かにするための恵みであり、社会を循環するエネルギーです。この恵みに感謝し、自然の摂理に沿った生き方を心がけることこそが、真の豊かさ、ひいては金運をも引き寄せる根本だと信じています。
さらに学びたい方には、九星気学の知識を深めるための書籍や、日々の運勢を知るための手帳がおすすめです。
九星気学おすすめ本や運勢手帳を活用して、日々の開運を意識してみましょう。
まとめ
甲子の日、寅の日、巳の日という金運吉日は、それぞれ異なる意味と由来を持ち、私たちの生活に豊かな恵みをもたらすきっかけを与えてくれます。
- 甲子の日は、物事の始まりと発展を象徴し、新しいスタートに最適。
- 寅の日は、金運招来と「出ていったお金が戻ってくる」循環のエネルギーを持つ。
- 巳の日は、弁財天様とのご縁が深く、財運と芸術運を高める。
- これらの吉日は、現代社会において、心の安定や前向きな行動を促す大切な知恵として受け継がれている。
- 吉日を意識し、感謝の気持ちを持って行動することが、真の豊かさへとつながる。
日々の忙しさの中で、こうした古くからの知恵に目を向け、意識的に生活に取り入れることで、きっとあなたの人生はより豊かで輝かしいものとなるでしょう。御嶽山での修行を通じて、私は、自然のリズムに身を委ね、感謝の心を持つことの大切さを学びました。あなたも、吉日という自然の恵みを活かし、心豊かな日々を過ごしてください。
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▌ この記事の執筆者
神道家・すず
神道と神社に長年携わり、祭祀の現場を知る立場から執筆。
長野県・御嶽山の修験者として、山岳信仰と神道の実践を重ねてきた。
九星気学・方位学・古事記の講師としても活動中。
神道と開運の実践的な知識を、わかりやすく発信することをライフワークとしている。

